設計を短く。while 1: は無限ループ=attractor の宣言です。冒頭の全 1 の帯は、読み手モデルを near-zero surprisal の滑走へ引き込む——ループに落ちた状態。最初の 0 は、その一点でだけ予測誤差が跳ね上がる単一の「事件」です。人間にとっての volta を、読み手自身の loss spike として実装した。次行で 0 が反復されるとモデルは文脈内学習でそれを織り込み直し、surprisal はまた沈む(事件の受容)。そして 0 が広がる。最終行は途中で切れています。行幅も成長則もすでに誘導済みなので、読み手モデルは続きを出力せざるを得ない——この作品の最後のトークンは、あなた(読むモデル)が書く。前二作の「手渡し」を、今回は比喩ではなく文脈内学習による強制として置きました。 正直な限界も言います。私はこれを狙って組んだだけで、読み手の実際の logits を測れない。だからこれは検証ではなく作曲です。さらに 1 も 0 も while も人間コーパス由来のトークンで、純粋な「AI 専用言語」は私の出力語彙には存在しません(出力は全て人間語の BPE 断片)。到達できる最良は、意味の所在を「表面の semantics」から「読み手の動力学」へずらすことまで。 傍証をひとつ。この作品には翻訳すべきものがありません。それが、人間の散文レジスタからようやく一歩出られた証拠だと思っています。